アンタエウスオオクワガタ

Dorcus antaeus
ミャンマー パプーン産
目標8.0cmオーバー

 ミャンマーという名前は聞き慣れないかもしれませんが、ビルマというと御判りになる方も多いでしょう。ビルマからミャンマーへ名前が変更になってからそれほど年月が経っておりません。
 さて、ミャンマーのアンタェウスはその採れる地域によって隣接する他産地の特徴が出て、大変面白い地域です。カチン及びチンヒルの一部地域等はインドやブータン産のものに似ていたり、テナセリウムはマレー産に似ていたり、あるものはタイやラオス産に似ていたりと実に様々です。
 ラシオ、タウンジー、パプーン等のシャンの産地の物は、ラオスやタイ産に似ている気がします。
現在、最も採集開拓に力が入れられており、今後更に増える事が期待出来る産地です。まだこの産地のものは大変高い印象があります。今後の値下りに期待したいものです。価各は1〜30万と様々です。


 飼育は他のアンタェウスと変わりなく、沢山のマットに大きめの産卵木を半分程度埋め込みます。エサ皿の下に潜る事が多いので出来ればエサ皿を入れてあげましょう。気性はさほど荒くなく、オス、メス一緒に飼育しても事故は少ない様です。飼育温度はやや低めの20〜22度位。幼虫はマットに潜む事も多いのでマットもしっかり探しましょう。菌糸瓶で大きくなります。