ベトナム産で有名地域はカオバン、サパ、タムダオがあります。
この中で人気はこのカオバン産ですが、一番採集出来ないのはタムダオ産です。ちなみに一番多く採集出来るのがサパ産です。価格はタムダオが高く、ついでカオバン、サパの順となります。タムダオ産が市場に出る事はあまりありません。しかしこれらのいずれの地域でもクルビデンスの方が少ないようです。
危険な産地という事もあり、数年前までは非常に高価なアンタェウスでしたが、近年価格が下落し、2万円程度で入手可能となってきました。ベトナム産アンタェウスの特徴は迫力のある大アゴにありますが、他のアンタェウスよりアゴの湾曲が強く、体
長がその迫力の割に稼げません。8センチもあれば特大と言えます。
飼育は他のアンタェウスと変わりなく、沢山のマットに大きめの産卵木を半分程度埋め込みます。エサ皿の下に潜る事が多いので出来ればエサ皿を入れてあげましょう。気性はさほど荒くなく、オス、メス一緒に飼育しても事故は少ない様です。飼育温度はやや低めの20〜22度位。幼虫はマットに潜む事も多いのでマットもしっかり探しましょう。菌糸瓶で大きくなります。
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