菌糸瓶あれこれ
私が現在まで使った菌糸瓶は5種類。それぞれ一長一短があります。使用してみて自分なりの感想を・・・。

●NOセンターさんの菌太郎シリーズ●
当初扱っていたG-potシリーズからオオクワセンターさん独自の菌太郎シリーズに変更になりました。G−potで飼育していた幼虫を菌太郎に移す事に不安がありましたが、結果はまるで問題ありませんでした。水分も抑えられてきっちり詰めてあり、綺麗な個体作出が可能です。菌の活性が良いので卵から生まれて直ぐ入れる事を控えさえすれば、死亡する率はかなり少ない菌糸瓶だと思います。以前はプラスチック容器しかなく、外から見づらい欠点があり、容器内も熱がこもり易い欠点がありましたが、現在はガラス瓶入りも販売されています。綺麗な個体が欲しい方、羽化不全が怖い方はお勧めです。とにかくプラスチック容器の菌太郎は安いし、在庫有りでお勧めです。

●DSさんのファクトリーシリーズ●
よけいな添加物を抑えてクヌギと菌糸にこだわったファクトリーシリーズ。その為、一令幼虫初期に入れても死亡するケースは今の所ありません。私の所では特にアンタェウスに良い様です。ノン添加物なので急速には大きくなりませんが、いざ成虫になるととても大きくなっていてビックリする事も。残念ながら羽化不全でしたがマレーアンタェウスが8センチをオーバーしました。多少水分が多いので羽化不全対策は必要ですが、それさえしっかり対応すれば価格も手頃で、納期も早く、しかも驚きのサイズ作出が可能な瓶だと思います。ちなみにトラキクスヒラタやパラワンオオヒラタ等の菌糸に比較的弱いヒラタクワガタでも大丈夫でした。

●PCさんのブラック・ブルー・レッドのPCRシリーズ●
クワガタの種類により菌糸瓶が分かれているこの菌糸瓶シリーズ。南洋カシ等を使い、外産クワガタにもピッタリ合う内容です。この菌糸瓶でグランディスが9センチオーバー、国産オオクワが8センチオーバーと驚きのサイズが出ているようです。欠点といえば会員数が多いので納期がひと月位かかる事と、欠品する事があること位でしょうか。現在は主にヒラタクワガタ系に使用しています。

●HKさんのマスター21シリーズ●
北海道で少添加にこだわった菌糸瓶シリーズ。ブナを使い、 オオゴンオニ等にも対応した逸品。私はオオゴンオニは試していませんが、アンタェウスでは8センチオーバーが結構でています。国産オオクワガタでも8センチオーバーが出ているとの事。添加 物5%以内の為、成長はゆっくりですが、低温でじっくり育てると最終的に驚きのサイズが出るようです。 価格がリーズナブルなのも嬉しい所です。欠点は多少柔らかい事でしょうか。今1番お気に入りで使用しています。

●KYさんのWISHシリーズ●
まず特筆すべき点はとにかく安い事でしょう。クヌギのみとエノキ・ブナの2種類があり、どちらも同価格で本当に安いので助かります。水分が少なく、硬く詰めてあるので羽化不全対策は万全と言えるでしょう。硬い分、菌のまわりは多少遅いようですが、逆に死亡率はグンと減ります。注文後の対応も早く今後も使っていきたい逸品です。

 


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